頚椎ヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)-症状と治療

「寝違い」から「頚椎ヘルニア」に

私が頚椎ヘルニアになったのは病院で診断された日から、およそ12年前まで遡らなければなりません。
当時、学生で一人暮らしをしていた私は、ある日の朝、首が右を向いたまま正面に向けることができないとほどの寝違いになりました。当初、たかが「寝違い」とタカをくくっていましたが、数日経っても治りません。
今思えば、病院にいくべきだったと悔やんでいますが、しかし寝違いで病院に行くという発想が当時なかったのは仕方ないことかもしれません。
ようやく2週間ほどが経ち、痛いながらも首を正面に向けることもできるようになり、表面上は生活に支障もない日々を送ることになったのです。
ただ、首の痛みが無くなることは無く、常に首の左裏側に軽い痛みを感じたままの生活でした。特に顔を左側に向けると、首の左筋とその奥にジンとする痛みが常にある状態です。しかしながら学生から社会人となり、仕事と生活に追われる日々の中にあっては、取り留めて気にかけることも少なくなっていました。

異変が起きたのは12年以上が経った、今から数ヶ月前です。ある日、いつにもまして首の痛みがひどくなり、さらにその翌日には左肩から左腕全体にかけてコリと妙な違和感を感じました。
腕に力が入りづらい感覚です。それが首の痛みと関連していることは間違いないと感じました。

翌日には整形外科で診療することとなり、自分を12年間苦しめていた首の痛みが頚椎ヘルニアであることが判明することになったのです。